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武装神姫のリン 鳳凰杯篇 その2 歓声が支配する会場に司会の声が響く。 "ついに決勝リーグ1回戦、第3試合の選手入場です!! 虎門から入場するのは鶴畑家の次男にして若年ながら立派なファーストランカー。 Eブロック覇者の鶴畑大紀選手とその神姫ミカエルの登場だ~" 司会が熱のこもった文句で鶴畑大紀の入場を告げる。 俺とリンは龍門よりの入場でまだ門の前で待機だ。 歓声はここからでも十分に聞こえているが、門を開ければ大音量で聞こえてくることだろう。 さすがにこんな大舞台は初めてだ。 冷静にしようと思っていてもどうしても心臓の鼓動が早くなる。 「緊張しますか?マスター?」 俺の様子に気が付いたリンが尋ねてくるが大丈夫だ、と視線で返した。 「はい、マスターがしっかりしないとこのバトル。勝てないですよ?」 「ああ。 やるぞ、リン!」 「はい!」 "それでは続きまして龍門より、Fブロック突破の藤堂亮輔選手とそのパートナー、『黒衣の戦乙女』リンの登場です! お~っとここで歓声が今以上に大きくなった~" 歓声は気持ち、俺とリンが登場したときのほうが大きいようだ、司会がそう告げる。 「いつも応援してます!!」 「鶴畑の坊やなんぞ蹴散らしちゃえ~」 「前もファーストランカー倒したんだろ!? やっちまえ!!」 なぜかこんな声援も聞こえる。 ここまで大きな大会で声援をもらえるとは思っていなかったので嫌が応にも気合が入る。 それはリンも同じのようだ。 そうしてゆっくりと門からステージまでたどり着く。 ステージの反対側にいる鶴畑大紀はなんとなくいつもよりさらに目つきが悪い。 と言うよりはいつものような「ふん、どんな神姫だろうとミカエルでぼろぼろにしてやるさ」と言うような自信の塊のような、相手を軽く見ているような表情ではなく、切羽詰ったかのような表情で非常に悪役面だ。 だから正々堂々戦うリンは正義の味方ってか? まあそういう要素も必要なのかもしれないけど、関係ない。 リンの力を信じ、俺はそのサポートをする。 "それでは両者、V.B.B.S.筺体でセッティングを行ってください。" 筺体にリンが接続するのを確認しスロットにフラッシュメモリーを差し込む。 通常はセンターの専用の機械でIDカードにデータを写すのだがそうしている暇が無かったのでどうしようもない、データのスペックについての確認(たとえば反則レベルが武装やらのチェックが入る。コンピューターによる自動判別で許可が下りないと使用できないのだが、今回のデータは会社で行ったほぼ同じ基準のチェックを通過したものなので問題ないはずだ。) が行われる、問題なく基準をクリア。これでこの戦いから使えるようになった。 その"突撃武装"をサイドボードにセットして、リンの初期武装はあくまで今までと同じ基本形。 これは初心を忘れないと言うのと、万が一陸戦装備で出てこられた場合に対応しにくいからだ。 そうしてリン…燐のセットが完了する。 『黒衣の戦乙女』燐がバトルフィールドに姿を現す。 それと同時にミカエルも姿を現した様子だ、距離は最大。しかしステージが幸いにもまっさらな平地ではなく多少ながら障害物の存在する荒野で助かった。仮に"突撃装備"を駆使したところで接近を許す相手ではない、しかも今回はあちらさんも気が立ってるみたいでいつも以上に油断は無いのではないか?という気さえする。 天使型の特徴である索敵能力で発見されれば平地での勝負は圧倒的にこちらが不利なのだ。 だからジャマー代わりに砂埃を巻き上げたり、障害物があるだけ相手のアドバンテージが減る。 ゆえに荒野と言うステージは最悪の状況を回避できると言うだけでも十分すぎるステージだ。 「荒野か…十分にマシだな。行くぞ!燐。」 「はい、マスター!!」 燐は荒野を駆ける。 砂埃を巻き上げつつも疾風のように進む姿はなんとなく某Z○IDSのエンディングを感じさせるがこの時代に分かる人間はどれくらいだろう? とかなりの距離を走ってきたがいっこうにミカエルを目視することができない、しかもあっちの砲撃能力は絶大で精密射撃も難なくこなせるはず、だからそろそろ第1撃が届いてもおかしくないのだが… 「おかしいな…」 「ですね。てっきりそろそろ砲撃の1つぐらい飛んできてもいいはずですが…」 と言っていたらやっと前方より轟音を上げてレーザーが…サイズがおかしい!!? 「燐、よけろ!!!」 「っつ!!!」 燐は体操の競技のようなステップやバク宙といった技の組み合わせで先ほどの地点から離れる、数秒後にそこを通り過ぎた"砲撃"は地面を半円に削っている。どうしたらこんな威力がでるっていうんだ? "ここでミカエル選手が攻撃です!! 燐選手はなんとか避けましたがこの威力は常識外だ~~当たれば1発でOK確実です!!" とにかく、やっぱりあっちにはこちらの位置が割れてるので早めに装備を換装するべきかもしれない。 そう思ったがまだ燐が相手の姿を認識していない状態ではどうにもならない、とりあえずセンサーの感度を最大限にして砲撃をできるだけ早く察知、回避して進むしかなさそうだった。 幸いにも地面はしっかりしており武装脚部への負担も少ない。データ戦の最大の利点はメンテナンスいらずで最高の状態の武装を利用できる点だ。 もちろんバトルでかかる負荷はしっかりと計算されるがイレギュラーが起こることは無い。 だからこそ力加減を見極めれば負担を最小限に抑えつつも燐は最高速度を出すことが可能なのだ。 そうして何度かの砲撃を回避しつつ進むこと3分。やっとのことで燐のセンサーがミカエルを捕らえた…がその映像を見て俺は口をぎりりと噛むしかなかった。 ミカエルの装備は、天使型のレーザーライフルを5つも束ねたサイズの荷電粒子砲に4門のレールガン。いつものビット兵器がぞろぞろとシールドを張っている。 どう考えてもあのサイズの粒子砲なんて持って動けるものじゃないだろうに…勝負を捨てたか? と思えば、荷電粒子砲を振り回して撃ってくる!!? 「消し飛べ…」 1発のチャージにどれだけかかるのか分からないが、やっぱり連射は効かないらしい。 その分はきっちりとレールガンで埋めてくるが、避けられないわけじゃなかった。 燐はステップやバックステップを駆使して飛び跳ねるようにして砲撃をいなす。 それでも超高速のレールガンだ、装甲に数発は掠っている。 「直撃しなければ…!!?」 燐は一瞬己の目を疑った。 粒子砲の先端から、極太のビーム刃が飛び出してそれが振り下ろされてくるのだ。 それでも砲身の重さからか思うような速度で振り切れていないようで、そのタイミングからでも薄皮一枚で回避することが出来た。 ここまで大味な戦い方…ありえない。 "ミカエル選手、いつもと様子が違い格闘戦を仕掛けています。これも燐選手には予想外か!!" 司会もさすがに驚いた様子で実況を続ける。 「どうしたんですか? こんな戦い方、貴女はしなかったはずです!!」 思わず燐は叫ぶ、表情を隠してて大きな光の剣を振るうミカエルに向けて。 それでも返答は無い。 ただただ、弾丸と剣の切っ先だけが返ってくる。 「ならば私から近づくほか無いみたいですね…マスター!!」 「どうするんだ?」 「とりあえず近づかなければ戦うににしてもどうにもなりません、使います!!」 「分かった。サイドボード展開。」 「現状装備の部分的ロックオフ。ハードポイント開放を確認。転送可能です。」 「させない…」 ミカエルが砲撃を加えようとするがそこにSRGRが飛び込んできて爆発。 すでに燐の十八番とも言える「SRGRの投擲から射撃による遠隔爆破」でダメージこそ与えられないものの、膨大に撒き散らされる熱量でセンサーは燐を捕らえられない。 「マスター!!」 「燐、受け取れ!!」 その瞬間、燐は光に包まれる。 それは一瞬であり、ステージにある巨大スクリーンにも燐の体が輝いたようにしか写っていないが、確かに燐の姿は変わっている。 悪魔型ストラーフの基本武装はそのままに、背部ユニットから大きな2対に翼が生え、その基部には大口径のブースター。 武装脚部のすねあたりには装甲が追加され、左武装腕部にはあの市販パーツ「EXシリーズ」のものよりさらに刃の大きい鎌が握られ、右腕部のマニピュレーターは巨大になり爪も鋭く変化していた。 さすがに悪魔らしくし過ぎたかとも思ったが追加パーツは基本的に同じ濃紺かシルバーなので見た目はそれほど悪役ではない。もっとも悪魔型にするなら最初からは翼は赤にしてたし。 「黒の戦装束」 その名のとおり、燐専用の武装ユニット。 基本はあのEXシリーズの悪魔型用のユニットだが内部構造や各アクチュエーター等の出力、感度、レスポンスすべてが燐の今までのバトルのデータを元にチューニングされ、デザインもカラーも変わっている。 とはいえ根本のデザインは機能美の観点からしてもこれが一番だと思われるものなので似通っているところがあるのはあたりまえだ。 あと違うとすれば本体のアーマーが通常より強化されている、特に胸部アーマーは防御力に定評のある第3弾のアーマー並みの強度を出している。もちろんその分だけ重くなっているが武装脚部があればその変化は微塵にも感じないレベルだ。 また翼の色が銀色に変わるだけで印象がかなり違うらしく、観客は口々に意見を出し合っている。 「カッコよすぎるぜ!!!」 「あ~あ陸戦特化だから黒子は美しいというのに…」 「でもしょうがないでしょう? 相手はずっと空飛んでるんだから自分も飛ばないと攻撃できないじゃん?」 「俺の黒子も改造で銀の翼にしようかな…」 「文字通り銀の翼に望みを乗せて…ってかw」 …最後のは言った人の年代がわかってしまうな…俺の親父と同年代かよw "燐選手、サイドボードの武装を展開! しかもこれは私も初めて見る武装です。これが燐選手の切り札なのか!!?" 実況も驚いてるな…デザインに1週間掛けた甲斐があった。 「これで貴女と同じ空に行けます」 「来れるものなら…」 その後は言わずに無言でレールガンを撃って来るミカエル。 「当たるわけには!」 鈍角の軌道を描きながら燐は飛翔し、レールガンを回避しつつも全速力でミカエルに向かっていく。 「来る来るな来るな!!」 もう照準も付けずに発砲している、これでは回避行動もほとんど要らなかった。 "ものすごい機動力で空を飛び、燐選手はミカエル選手に一直線だ!!! これで勝負は決まるのか!!!?" 「貴女は何がしたいのですか?」 ついに粒子砲に手を掛け、ゆっくりとそれを払いつつ燐はミカエルに顔を近づけ、ついに彼女の表情を見た。 「…………」 「なぜ、泣いているのですか?」 「…うるさい、関係ない」 「でも、気になります。」 観念したのか、ぽつりとミカエルはつぶやいた。 「勝敗に関係なく、今日で私は壊されるから」 燐は驚いたらしいが、それでも優しい表情を変えずに 「……なぜですか?」 「この前に犬型とかに負けたから」 「どこのですか?」 「知らない、でもひどい負け方をした。頭から真っ二つにされた。その後もまた他のにやられた。」 「怖かったんですね…」 「で、負けたから私は今日で終わりだって、マスターが」 「そうですか…」 「ええい!! いったい何をやってるんだミカエル。今なら背中ががら空きだぞ!!ビットで撃て!!!!」 鶴畑大紀も見ていてうっとおしくなったらしく、ミカエルに指示を出す。 「でも、貴女は同じような恐怖を他の神姫に与えたことが何度かあったはずです。」 「…うん、あの時の恐怖は忘れられない…怖い。そんな勝ち方を私は何度も相手に与えてた…」 「もう、しませんか?」 「しない。だって怖いもの……でも私は今日で"死んじゃう"」 「させません、私と、私のマスターが」 「そんなの無理だよ。」 「信じてください。」 「…」 「ね?」 「………本当?」 燐はいつも俺たちに向けるあの柔和な笑顔を浮かべて 「はい。」 そう言い切った。 「分かった。信じる。」 そうしてミカエルは自らサレンダー信号を送る手続きに入った。 "お~っとミカエル選手が武器を下ろした!! 何が起きたのでしょうか!?" 実況はもう混乱している。 無理もないと思うけど…とりあえず無傷の勝利を得た燐にねぎらいの言葉でも掛けてやろうと思った。 「燐、よくやったな」 「いえ、マスターの装備のおかげですよ」 「…ありがとう、燐」 ミカエルが右手を差し出してくる。 「いえ。」 そうして燐が手を差し出そうとした瞬間…… ビットが突然燐に砲撃を加えた。 「きゃぁあああああ」 ビットの砲撃は威力こそ低めなものの、無防備な燐を撃ち落とすには十分な威力を持っていた。 「サレンダー信号を出そうとしてたのに…なんで!?」 ミカエル自信にもなにがなんだか分かっていない様子だ。その表情も次第に変わっていく。 「何?コレ…私の体が…思うように動いてくれない!! 嫌、いやぁ!!!」 そう言いつつもミカエルの右手の粒子砲は燐の墜落地点を捉えている。 「燐を撃つなんて…いやだぁああああああ!!」 なんとかミカエルの意思が一瞬通ったのか、発射と同時に右手はそっぽを向き、墜落地点からはずれた。 「なに、貴女誰?? 私? そんな…だめ、だめぇ」 「燐、大丈夫か?? 燐!!」 「……はい。ダメージも問題ありません。でも背部のラックがつぶれました。装備をマウントできないので左手がフリーになりません…」 「しかたない、鎌は一度戻すか?」 「それでは間に合いません。このままで行きます」 「ああ、とにかくミカエル自身にもどうなってるか分からないから気をつk……」 レールガンとビットの砲撃の嵐が燐を襲った。 "まさか、まさかまさか!!! 今までのミカエル選手の行動は高度な頭脳戦だったのか?? 先ほどとうって変わって全力の砲撃だ~~^" 「貴女、先ほどまでのミカエルじゃないですよね?」 ふとミカエルが声の方向に目を向ければ…強烈な衝撃が加わりミカエルは大きく後退する。 現在。さっきまでミカエルが佇んでいた座標には燐がいる。 それもさっきの砲撃の雨を抜け、最高速度で飛翔したまま体をひねって回し蹴りを叩き込んだのだ。 首をぽきぽきと鳴らして体制を整えたミカエルが先ほどの燐の問いに返答してくる。 「私はミカエル。それ以上でも以下でもない。私が下された命令はお前を壊す。ただそれだけだ。」 「…"ミカエル"を返してもらいます。絶対に。」 そうして第Ⅱラウンド、正真正銘の試合が始まった。 ~鳳凰杯篇その3?~
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -05 皆様、こんばんは。 神姫との生活、いかがお過ごしでしょうか。 キャッキャウフフも、ドキドキハラハラも。そして、夜の生活も。 それぞれに、それぞれの生活があることでしょう。 しかし。 世の中には、本当は怖い神姫との生活というものもあるのです。 今宵は、その一部をご紹介しましょう・・・。 ・ ・ ・ ・ ・ ~めざまし神姫・Phase-3:アーンヴァルの場合~ 朝。 目覚まし時計の電子音が部屋に響く。 「・・・。」 布団から手がぬっと出てきて、器用に目覚まし時計の電池を外した。 電子音が止まると、再び手はずるずると布団の中へ。 「あらまぁ・・・毎朝毎朝、実に器用ですねぇ・・・。」 ベッドサイドでふよふよと装備状態で浮かぶアーンヴァルが、しみじみとマスターの寝顔を眺めていた。 「・・・あぁ、いけません。早く起こさないと、マスターがまた遅刻してしまいます。」 アーンヴァルは、傍らから小さなハリセンを取りだし、男の顔を叩いた。 「えい! マスター、起きてくださいっ!!!」 ぺし、ぺしぺしぺし。 当然だが、その程度では起きることはない。 続いて、何故か魚肉ソーセージを取りだしてポコポコと叩く。 むずむずとくすぐったがるかのように眉がぴくりとだけ動いた。 ・・・が、やはりそれだけ。 「はぁ、これでもダメですか・・・。 ならば。 ・・・よいしょ。」 LC3を持ち上げ、照準を男の額に合わせた。 「・・・いきますっ!!!」 しゅばばばばばー!! 閃光が部屋を包む。 しかし。 男のおでこが少し赤くなっただけ。 ぽりぽりと男は眠ったまま額を掻いただけで、起きる気配なし。 腕組みをしてしばし考えるアーンヴァル。 ・・・ふと何かを思い出し、ふよふよと枕元から一旦離れ、・・・腰のあたりに妙な箱をぶら下げ戻ってきた。 箱から出ているコードを自らのLC3に接続すると。 「コンデンサーユニット、作動します!」 キィン・・・! 部屋に甲高い電子音が響いた。 「チャージ完了! それでは、改めて・・・いきますっ!!!」 アーンヴァルは再び間合いをとり、男の額に照準を合わせると引き金を引いた。 じゅばばばばばぁぁん!!! コンデンサーユニットからの強力な電力が加わったLC3から、猛烈な光が放たれる。 あまりの明るさに、同じ部屋の片隅で寝ていたマオチャオが飛び起きたほど。。。 数秒後。 「うわっちゃちゃちゃちゃちゃ!!! 頭焦げた焦げた焦げた焦げた! 毛が燃える毛が燃えるぅっ!!!」 絶叫と共に、男が飛び起きた。 男の頭は、あまりの熱量のために・・・髪が、最近「上がり」つつある大切な前髪が・・・ブスブスとくすぶっていた。 結局。 男は仕事には間に合ったものの、先に散髪屋で整えるハメになってしまった。 ・・・大胆にカット。 広い額がさらに広くなり、実年齢以上に老けたという。 帰宅後、やりすぎだとアーンヴァルを注意したものの、「目覚まし時計ですんなり起きないマスターがいけないんですよ!」と切り返されて反論できず、(´・ω・`)ショボーン。。。 神姫との生活。 それは、落とし穴に落ち続ける日々なのかも知れない。 >>次の話を読んでみる>> <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -01 註:このSSは、半ば実験企画でもあります。 すなわち、BGM付けて読んでくれ企画。 でもって、本話の指定BGMは下記の曲であります。 「IN THE CATHEDRAL」 (DIABLOS X、http //www.muzie.co.jp/cgi-bin/artist.cgi?id=a043064 より) 上記の曲をDL等していただき、所々のタイムと併せるように聴きながら、此処を読んでいただければ幸いです。 気が向いたら.swfに起すかも。。。 フィールド:大聖堂。。。 まだ日が昇らず薄暗い中に、ステンドグラスを通したわずかな明かりが差し込む。 ほぼ真ん中の位置。重装で待ち構えるサイフォス。 左上ではツガルがHEMLを構えて待ち構える。 -00 13" ギギィ・・・ 大聖堂の扉が開いた。 逆光の中に浮かび上がるは、アーンヴァルとストラーフ。 ごく標準的な装備であるが、そこかしこに刻まれた傷に、サイフォスも、ツガルも、一目で対戦相手が相当のレベルであろうことを悟った。 -00 27" ジャッジマシンの音声とともに、トップランカー同士のバトルが始まった。 間合いを取るべく、フィールド内を移動する4人。 隙を狙い続け・・・ストラーフが口火を切った。 -00 40" 飛び出したストラーフがチーグルを振りかざすも、サイフォスはやすやすと回避。 そこへツガルが上方より容赦ない弾幕を食らわせるが、アーンヴァルの援護により射線が外れストラーフは間一髪で逃げ出ことに成功。 しかし、顔を上げたそこに待ち構えるは、サイフォスの振りかざしたコルヌ。 ストラーフは弾き飛ばされた。 体勢を立て直して着地は出来たものの、迫り来るサイフォスの攻撃を防ぐのが精一杯。 弾き飛ばされたストラーフに気が行ったその一瞬をつかれ、アーンヴァルはツガルの放ったHEMLの一撃をまともに受けてしまった。 動きを止めたところへ、次々に撃ち込まれる弾。 そこへ、下方から刃が飛んできた。 ストラーフが投げたのだ。 ツガルがひるんだ瞬間、一気に接近し背中の翼による一撃を喰らわせるアーンヴァル。 その間、左手に持つPDW9からはサイフォスめがけて弾丸が発射され続けた。 降り注ぐ弾をかわすことに注力するしかないサイフォスに、ストラーフが襲いかかった。 力と力、技と技。 互いの持てる能力のすべてがぶつかり合い、火花を散らす。 大聖堂に、金属のぶつかり合う音と弾の射出される音が響く。 -01 18" と、そのとき。 大聖堂に、光が差し込んだ。外から鐘の音が響く。 日の出だ。。。 -01 26" 白く柔らかな光の中、ツガルの砲撃を受け流しながら、ふと想いをめぐらせるアーンヴァル。 私たちは、如何なる相手でも負けられない。 あの子の涙は、もう見たくない・・・!! ついにサイフォスを追い詰めコルヌを弾き飛ばしたストラーフもまた、同じ想いをめぐらせた。 そのために、私たちは勝たなければいけない。 勝ち続けなければいけない・・・!! -01 52" 予備バッテリーの電力を全開放させるアーンヴァル。光に浮かび上がる姿は、さながら十字架を背負った・・・堕天使。 目に宿る光は天使ではなく、獲物を狙う猛禽類の眼差・・・。 -02 03" 深い闇のように不気味に輝く瞳、悪戯っぽくも大胆不敵な笑みを口元に浮かべたストラーフ。 「双腕の悪魔」と呼ばれ恐れられている、かのストラーフはチーグルに全電力を注ぎ込んだ。 -02 11" あの子の、笑顔を失いたくないから。 たとえ、どんな相手であっても。 間合いを取るべく下がったツガルに狙いを定め。 デファンスを構えて突進してくるサイフォスに向かい。 -02 18" アーンヴァルは、十字架を背負う堕天使からの裁きの如く。 ストラーフは、闇を振りかざす使者からの雷の如く。 LC3の一撃がツガルに命中し、チーグルはディファンスをやすやすと打ち砕いた。 -02 24" 側方からまともに喰らってしまい壁に叩きつけられるツガル。 祭壇まで飛ばされ、一瞬気を失うサイフォス。 -02 31" にじり寄るストラーフ。 目を覚ましたツガルはとっさに身を引いて飛び上がる・・・が。 ストラーフが取り出したるはなんと吠莱壱式。 すぐさま一発が撃ち込まれ、飛び上がることも出来ず再度壁に叩きつけられた。 センサーに異常が生じたのか、ストラーフの位置が正確に掴めない。。。 ・・・かつての戦友であったハウリンよ。 見ていてくれ、私たちの戦いを- 。 お前たちの想いは、今、確かに生きている。 たとえお前が此処に居なくても- 。 -02 43" 殺気を感じ、後ろに跳び下がるサイフォスの目前を、研爪が掠めた。 アーンヴァルでは到底考えられない接近戦、しかも・・・速い!!! 何とか身体をよじり交わしたところに、防壁が叩き込まれた。 次々に繰り出される技に、サイフォスは成す統べなく、体勢を立て直すことすら出来ない。。。 ・・・技を競い合い、日々鍛錬したあの頃を思い出せ。 マオチャオ、私に力を- 。 あなたたちの想い、私たちが護りぬきます。 あの子が、悲しみの涙を流さぬように- 。 -02 55" ハウリンとマオチャオを一撃で喪ったあの日から、 あの子が失くした笑顔を取り戻すために。 私たちは・・・堕天使となり、闇の使者となった。 小さな私たちが、「武装神姫」として出来る、唯一のこと。 それは- 。 -03 09" 残された力を振り絞り立ち上がったツガルに、アーンヴァルのLC3が炸裂。 跳ね上げられたところへストラーフのチーグルが叩き込まれた。 地に叩きつけられたツガルは全装備が破壊され、戦闘不能のマーキングがジャッジより打ち込まれた。 このわずかな隙をついて立ち上がったサイフォスは、銀のフォークを手に取りふたりに最後の突撃を仕掛けるも、再びストラーフのチーグルに弾き飛ばされ、振り返った先にはLC3を構えるアーンヴァル・・・ -03 21" アーンヴァルとストラーフは呟くように、 貴女たちに罪はありません。 しかし、これが現実・・・ 貴女たちの未来に幸多からんことを。 そういうと、 LC3の引き金が引かれ- 。 -03 31" 大聖堂いっぱいに広がる閃光。 -03 33" ジャッジマシンの声が響いた。 「勝者、アーンヴァル・ストラーフ ペア!!」 >type_s -01 楽屋 を覗いてみる> <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -08 註:このSSも、完全に勢いと思いつきだけで出来ています。 「背徳のKISS」(奥井雅美)をイメージ曲としています。 お手元にありましたらBGMとでもしていただければと存じます。 戦場からの帰りの電車。 「今日も・・・勝ちましたね・・・。」 マスターの胸ポケットに収まった私が静かに言うと、マスターはじっと外を見たまま小さく頷いた。 窓の外には、夕日に照らされてすべてが赤くなった街並み。私の顔も、紅く染まる・・・。 「Black DEVIL」、これが私のバトルネーム。 いまや、マスターの下で仕えるただひとりの神姫。 電車を降り、にぎやかな通りを歩いて家路に向かう私たち。 土曜とあって、手をつないで歩み行く恋人たちも多く。彼らの楽しそうな笑顔もまた、夕暮れの空に吸い込まれていく・・・そんな澄みきった街中に、こんな私が居てもよいのだろうか。 筐体戦闘時に罠にはめ、敵の高出力砲で・・・姉だったツガルのコアを射貫かせたのは、私。 バーチャル訓練時に、事故に見せ掛け強制データフォーマットを・・・妹のフォートブラッグにかけたのも、私・・・。 マスターと暮らしているうちに、いつしか芽生えていた感情。 -大きな手に抱かれているだけでは、足りない-。 間違っていると、自分自身でもわかっていても抑える事が出来ない衝動。 -マスターと、二人きりの未来がほしい-。 私は、リペイント版とはいえど「天使型」のアーンヴァル・・・。 しかし。自らの歪んだ心に天使の翼を奪われ、大きな十字架を背負い歩む道に堕ちた、そのときから。 すべてを奪い、そして求め続けることしか、見えなくなってしまったのだ。 もしかしたら、マスターは私の行動に気づいているのかもしれない。 だが、何一つ今までと変わること無く、私に優しく接してくださる・・・。 そんなマスターが・・・ツガルタイプやフォートブラッグを見かけたとき、時折浮かべる寂しそうな瞳の輝き。 その輝きを見るたびに、私のコアが・・・悲しげな共鳴を起こすことがある。 私は、この苦しみから逃げることは決して許されないのだ、と・・・。 決して実ることがないと、わかっている。 それでも。いや、だからこそ、私はマスターに尽くし続ける。 一秒でも長くマスターに見てもらいたい。 -だから、バトルには勝ち続けなければならない- 小さな神姫が、ニンゲンに恋をすることは。 決して許されないことなのだろうか。 私だけの、マスターで居てほしい。 -だから今、この瞬間に口付けをしてほしい- それがたとえ。 背徳の行為であっても・・・。 <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -02 皆様、こんばんは。 神姫との生活、いかがお過ごしでしょうか。 キャッキャウフフも、ドキドキハラハラも。そして、夜の生活も。 それぞれに、それぞれの生活があることでしょう。 しかし。 世の中には、本当は怖い神姫との生活というものもあるのです。 今宵は、その一部をご紹介しましょう・・・。 ・ ・ ・ ・ ・ ~めざまし神姫・Phase-1:マオチャオの場合~ 朝。 目覚まし時計の電子音が部屋に響く。 「・・・。」 布団から手がぬっと出てきて、器用に目覚まし時計の電池を外した。 電子音が止まると、再び手はずるずると布団の中へ。 「にゃーん! あさだよぉ! にゃーさん、早く起きてぇっ!」 マオチャオが、小さな手でまくらの上でよだれを垂らす男の顔をぺちぺちと叩く。しかし、布団の中の人物は一向に目を覚ます気配なし。 「おーきーてー! 遅刻するのー!!!」 今度はファンビーを持ち出し、豪快におでこをごちごちと叩いた。 すると、男は・・・無言でマオチャオごと払いのけた。 華麗に着地を決めるものの、必死に起こしているのに吹っ飛ばされてえらくご不満な様子。 「むー・・・。」 一瞬むくれた顔付きになったが、すぐに何かを思いだしたのか。ぴょんとベッドから飛び降りると、ちょいちょいと走り去って・・・ 数分後。 装備を整え、手には・・・貝杓子。がらがらと騒音をたてながら、ベッド上に貝杓子を引きずりあげた。 「にへぇ・・・っ!」 不気味に、マオチャオの目が輝いた。 「にゃーさんは、『どんな方法を使ってもいいから起こせ』って言ってたよねー。」 にやり口元に不気味な笑みを浮かべると、マオチャオは身体を目一杯反らせて大きく振りかぶり・・・ 「にゃーさーん! 起・き・る・の・だー!!!!」 かぁん!!! マオチャオは、貝杓子で男の頭を容赦なく叩いた。 男が、一瞬ぴくりと動いた。 「にゃにゃ? まだおきないのー?」 ろくに確認もせず、エルガは再び振りかぶると。 「おっきろ、にゃーさん! おっきろ! 朝なのだー!!」 かぁん! かん、かん、かぁん!! 様々な角度から、楽しそうに連打。 その豪快な音に、他の神姫たちが起きてきた。 「なにをしてるんですかマオチャオ、朝から騒々し・・・いぃ?!」 ちょっと寝癖を付けて目をこすりながら現れたハウリンが、大きな目をさらに大きく丸くして絶句した。そこには、数多くのコブを乗せ、白目をむいてよだれを垂らす男、すなわちマスターの姿・・・!!! 「きゃぁ~~~! マスター!しっかりして下さい!」 右往左往するハウリンの横では、何が起きているのかイマイチ理解できずに、歪んだ貝杓子を手にぽやぁんと立っているマオチャオの姿があった。 ・・・結局。 この日、男が目を覚ましたのは午前10時を廻っていたそうな。会社には2時間の遅刻。 帰宅後、おしおきボックスにマオチャオを投じようと考えていた男であったが、帰り着いて見たものは、わんわんと泣きじゃくり、バッテリー切れ寸前となっているマオチャオ。 もちろん・・・やさしく叱ることしかできなかったことは言うまでもない。 神姫との生活。 それは、地獄と表裏一体なのかも知れない。 >>次の話を読んでみる>> <<トップ へ戻る<<
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過去ログ 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』第一回 サラ(仮)「みなさまこんにちは。毎度おなじみの3S、リーダーのサラ(仮)です」 犬〇「同じく、犬〇です(座礼)」 テッコ「……ん、アイz―――」 サラ(仮)「こらそこ。さり気なく本名を名乗ろうとしない!!」 テッコ「……最早暗黙の了解……」 犬〇「だったら、余計名乗っちゃダメなような気が……」 テッコ「…じゃあ、テッコで」 サラ(仮)「よろしい」 犬〇「さて、唐突に始まりましたこの企画、一体何かといいますと、日頃SSをお読み下さっている読者の皆様に楽しんで貰おうと、ALCが無い知恵ひねって考えた読者参加企画です」 テッコ「……頑張った」 サラ(仮)「まあ、面白いかどうかは別問題ですが……」 犬〇「ええ、と。具体的な内容はと言いますと……、クラブハンド・フォートブラッグのサラさん。犬子さんの土下座ライフ。の犬子さん。鋼の心 ~Eisen Herz~のアイゼンさんの三名に、『読者の皆様が作った神姫』で挑戦していただこうという企画です」 テッコ「……メンバーがワザとらしい」 サラ(仮)「仕様です」 犬〇「数回行う予定でして、参加してくださった方、および、見事な成績を収めた方には次回のゲームが有利になる特典を差し上げたいと思います」 サラ(仮)「まあ、なるべく簡単に作れるように調整したと言ってますので、なにとぞ参加してやってください」 犬〇「神姫は幾つかの項目を選ぶだけで簡単に作れます」 テッコ「……作成時間。早ければ1分」 サラ(仮)「それでは、具体的な作成手順の説明に入りましょう」 犬〇「一応、私たちがお手本としてサンプルの神姫を作りながら説明しますね」 テッコ「……では、始まり始まり……」 1.オーナーと神姫の名前を決めよう。 サラ(仮)「読んで字の如し、オーナーの名前と神姫の名前を決定するだけですね」 犬〇「オーナー名は本名で無くても良いのですよね?」 テッコ「……ん、もちろんOK」 サラ(仮)「ゲームの成績を発表し、特典を進呈する都合上、オーナー名はきちんと付けてください」 テッコ「……通りすがり、とか、名無し、ではALCが混乱する」 犬〇「折角良い成績を収めても、自分かどうかが分からなければ意味ないですよね?」 サラ(仮)「どうしても困る場合は、『~のオーナー』とか『~のマスター』のように神姫の名前を絡めるのもOKです」 犬〇「後は何か注意点はありますか?」 サラ(仮)「良識の範疇ですが、私たちも純真な乙女なので、放送禁止用語は神姫名、オーナー名共に不可とします」 テッコ「……ん、注意してね」 犬〇「さて、サンプル神姫のオーナー名と神姫名は如何しましょうか?」 テッコ「……オーナー名は『3S』で」 サラ(仮)「それじゃあ、神姫名は『サンプルちゃん』で行きましょう」 犬〇「ああ、もちろん神姫名は最後に付けても構いませんよ?」 テッコ「……項目の1.2.3.4.は自由な順番で決めていい」 サラ(仮)「では早速次に行きましょう」 2.神姫の機種(種類)を選ぼう。 サラ(仮)「これもそのまま。用意されている6機種から一つの機種を選ぶだけです」 犬〇「ハウリンとか、フォートブラッグなどの機種を選ぶんですね?」 サラ(仮)「そうです」 テッコ「……用意されている機種は?」 犬〇「今回は、『フブキ』『アーンヴァル』『ストラーフ』『マオチャオ』『ハウリン』『フォートブラッグ』の6機種です」 サラ(仮)「ご要望があれば、他の神姫も参加するかもしれませんね」 テッコ「では、神姫のデータ」 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP16 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 サラ(仮)「おや? データといっても具体的な数値はHPしか無いのですね?」 犬〇「はい、他のパラメータは隠し要素となっています」 テッコ「でも補正値の様なものなんだって」 犬〇「一応、具体例として『フブキ』の隠しパラメータを公開します」 ①フブキ HP18 スロット1のアクションの命中率を+2 スロット5のリアクションの回避率を+2 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 サラ(仮)「『スロット』とか、『アクション』『リアクション』とはなんでしょうか?」 犬〇「それらは後で説明します」 テッコ「……とにかく、回避と命中が強いって事だけ分かればいい」 犬〇「もちろん、他の神姫にもこのような隠し能力がありますよ」 テッコ「……公開されていないだけ。……得意な能力を推測するのも手」 サラ(仮)「では折角ですのでこの『フブキ』を選んで次に進みましょう」 3.CSCを選ぼう。 サラ(仮)「ここではCSCのセットを選びます」 犬〇「本来は3つ個別に選んでいただきたいのですが、オーナーさま方の負担を減らす為、幾つかのセットを用意させていただきました」 テッコ「……ここも一つ選ぶだけ。らくちんらくちん」 犬〇「では、データの方をどうぞ」 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全スロットのアクションに攻撃力+1(非攻撃以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBの行動を3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーA行動を選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(非攻撃以外) サラ(仮)「やはり、『スロット』と言う単語がありますね」 犬〇「その説明は次で行いますのでちょっと待っててください」 テッコ「……それじゃあ『サンプルちゃん』には⑤の『万能型』を選ぶ」 サラ(仮)「ふむ。これも選ぶだけで終わりですか。さっさと次に行きましょう」 4.行動を選ぼう。 犬〇「はい。ここで6つの行動を選ぶと神姫の完成ですよ」 サラ(仮)「早いですね」 犬〇「それがウリですから」 テッコ「……神姫は、6つの行動をきめるスロットがある」 犬〇「はい。それぞれの行動には、攻撃に使用する『攻撃力』『命中率』と、防御に使用する『回避力』『防御力』が存在します」 テッコ「……一部例外あり」 犬〇「お互いの神姫が選んだ行動を比べあいターン毎にダメージを決定します」 サラ(仮)「先にHPを0にした方が勝ちですか?」 犬〇「そうです。ターン制バトルですね」 テッコ「……注意点」 犬〇「攻撃は全て同時に行われます。つまり、“相打ち”もあり得ますのでご注意下さい」 サラ(仮)「詳細な戦闘手順は後の項目に譲るとしましょうか」 テッコ「……ではデータを」 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 サラ(仮)「結構量がありますね」 犬〇「基本的にABCの3つのカテゴリーの行動があります」 テッコ「……Aが強い、Bが普通、Cが少し弱い」 犬〇「そうですね。でも、強い行動ほど装備できる数が少ないのに注意してください」 サラ(仮)「具体的にはAは1つだけ、Bが2つだけ、Cは4つまで装備できますね」 テッコ「……Aは自分の機種と合ったものしか選べない」 犬〇「そうです。でも、先程選んでくださったCSCによってはこのルールが変わることもあります」 サラ(仮)「そういえば、『サンプルちゃん』は⑤の『万能型』を選んでましたね」 犬〇「そうです、だからカテゴリーAの行動を自由に1個選べるんです」 テッコ「……CSCで⑤の『万能型』を選んでないと、『フブキ』はA行動を選択できない?」 犬〇「そうです。同様に、他の神姫でもCSCで⑤の『万能型』を選んだからといって2つのA行動を選択できる訳ではない事に注意してください。A行動は最大で一個までしか装備できません」 テッコ「……『サンプルちゃん』の装備を選んでみた」 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 犬〇「はい。Cが4個以下(『サンプルちゃん』では3個)、Bが2個以下、Aが1個。規定値以内ですね」 サラ(仮)「CSCで⑤の『万能型』を選んだので、本来はアーンヴァルのみの装備である『レーザー』を装備していますね。 犬〇「では、次はこれを1から6のスロットに自由に並べ替えて下さい」 テッコ「……こんな感じ?」 スロット1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 スロット2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット3 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット4 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 スロット5 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 スロット6 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 犬〇「はい。並べ方には特に制限はありません。自由に並べてください」 テッコ「……これで完成?」 犬〇「はい」 5.完成!! 犬〇「では完成した神姫をまとめておきますね?」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 犬〇「最後に、完成した神姫を投稿する際の注意点として数字は必ず書いてください」 サラ(仮)「逆に言えば、数字だけでもOKです」 テッコ「……サンプルならこんな感じ」 3S サンプルちゃん 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 サラ(仮)「最低、オーナー名と神姫名、機種とCSCの数字、そして6つの武器の記号と数字が書かれていれば充分です」 テッコ「……慣れればすぐできるね」 サラ(仮)「その上で、戦闘に際する意気込みや、追加神姫の要望、感想なども書いてくださると非常にありがたいです」 犬〇「そして、最後に以上の神姫データを投稿してくださればALCが処理し、結果を発表しますよ」 サラ(仮)「これで基本的な説明は以上ですね」 テッコ「……次は上級編」 6.勝つためのあれこれ。 サラ(仮)「最後に戦闘のルールと勝つためのヒントを説明しましょう」 テッコ「……まずはルール」 犬〇「これらの処理はALCがランダムにサイコロを振って決めますので、オーナーの皆様は特に読む必要はありません」 サラ(仮)「興味のある方は参考までにどうぞ」 犬〇「では、ターンの流れを書き出します」 攻撃側の『命中率』から回避側の『回避力』を引いた『最終命中率』の数字を出す。 ALCがサイコロを振って、出た数字が『最終命中率』以下ならば命中。 例外措置として、出た数字が1ならば必ず命中。6ならば必ず外れ。 命中したら、攻撃側の『攻撃力』から防御側の『防御力』を引いて、『最終ダメージ』を出す。 『最終ダメージ』をHPから引いて残りHPを出す。 両方が攻撃をし終わったらターン終了。 HPが0以下になっている神姫が居たら決着。 そうでなかったら次のターンへ。 10ターン目終了時に決着が付かなければ、のこりHPの多いほうが勝ち。 そのとき残りHPが同じならばオーナーさんの勝ち。 互いのHPが0になってもオーナーさんの勝ち。 犬〇「引き分けは勝ちですか、意外と楽ですね」 サラ(仮)「勝負の世界は非情ですが、これはあくまでゲームですので」 テッコ「……注意する点は?」 サラ(仮)「そうですね。攻撃は同時に処理されるということでしょうか?」 犬〇「つまり、HPが0になっても、“そのターンまでは攻撃できる”と言う事ですね?」 サラ(仮)「はい。もちろんそのターンで倒してしまえば引き分け、つまりはオーナーさんの勝ちです」 テッコ「……最後に、武装選択のコツ」 サラ(仮)「基本的に同じカテゴリーの武装に優越はありません」 犬〇「最終的にモノを言うのは『運』ですが、その中でも最大のものでかつ、オーナーさんが選択できるのが装備スロットです」 テッコ「……どの装備スロットにどの行動を置くかが結構重要」 サラ(仮)「とは言え、『フブキ』以外は非公開ですので、結局は『運』ですかね?」 犬〇「そうです。そして、自分の神姫を信じてください。それが勝利へ至る道です」 テッコ「……で、私たち……じゃなくて、『サラ』『犬子さん』『アイゼン』と戦う、と?」 サラ(仮)「いえ、今回は模擬戦として、先程作った『サンプルちゃん』と戦っていただきます」 犬〇「データをもう一度載せておきますね」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 テッコ「……これに勝てば良いんだ?」 サラ(仮)「そうです今回は参加者全員に何らかの特典が与えられますし、戦績に応じても個別に特典が送られます」 犬〇「さあ。オーナーの皆さん、頑張ってください!!」 サラ(仮)「なお、第一回参加書き込みの締め切りは2008年2月22日(金)までといたします」 犬〇「お申し込みはお早めに」 テッコ「……そして武運を祈る。念力で」 犬〇「念力って……」 サラ(仮)「では。長くなりましたが、本日はこの辺で~」 犬〇「皆様のご参加をお待ちしております(座礼)」 テッコ「……ちゃお」 7.まとめ。 ステップ1、オーナーの名前を決める。 ステップ2、神姫の名前を決める。 ステップ3、神姫の機種を選ぶ。 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP15 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 ステップ4、CSCを選ぶ。 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全てスロットのアクションに攻撃力+1(リアウイング以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBのアクションを3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーAアクションを選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(リアウイング以外) ステップ5、行動を6つ選ぶ(最大装備可能数に注意)。 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 ステップ6、書き込む。 以上です。 今回の敵は、以下の通り。 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 おまけのQ&Aコーナー。 Q これってなんですか? A 読者の皆様に楽しんでいただく為の企画です。 Q 参加費用とか要りますか? A 無料です。(でもパソコンの電気代などは自分で払ってください) Q SS書いたことが無いのですけど参加しても良いんでしょうか? A むしろ読者さまの為の企画ですので、ぜひご参加を。 Q バトルロンド等のオフィシャルとの関係は? A この企画はALCの独断潜航(誤字にあらず)です。バトルロンドやコナミとは無関係です。 Q 特典って何ですか? A 参加した方全員に次回のゲームが少し有利になる特典が与えられます。 Q その内容は? A 次回参加募集まで秘密と言うことで。 Q 結果発表はいつになりますか? A 募集締め切りの2日後を予定しております。 第一回ですと、2008年2月24日(日)までに発表予定です。 Q 所で、メールアドレスとか必要ですか? A 不要です。 Q 書き込みするのって、なんか怖いんですけど? A ちょっとだけ勇気を出してみましょう。きっと楽しいですよ? Q 実は、武装神姫を持ってないんですけど? A 実物の神姫は必要ありませんが、これを期に買って下さると仲間が増えたALCが喜びます。 Q 所で武装神姫って何ですか? A ……こちらのwikiSSや、オフィシャルサイトをご覧下さい。 Q 今夜の晩御飯、何にしたら良いでしょうか? A ……ハンバーグが良いと思います。 Q 同じカテゴリーの武器を複数装備することは出来ますか? A できます。『防盾』四つとかも可能なので、色々考えてみて下さい。 Q なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね? A まったくですね。なにせ現役でGMやっているもので(照)。 《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆蝕神&ラプラス(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.アングルブレード 2.チーグル 3.吠莱壱式 4.吠莱壱式 5.研爪 6.研爪 ◆和葉&ティエラ(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.防盾 2.ロックオン 3.滑空砲 4.防盾 5.滑空砲 6.滑空砲 ◆土下座&朝霧(ハウリン/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ハウリングサンダー 2.ウズルイフ 3.ウズルイフ 4.ウズルイフ 5.アングルブレード 6.吠莱壱式 ◆木香&ルウ(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.レーザーソード 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.レーザーソード 5.レーザー 6.レーザーソード ◆繭玉&アンリ・マユ(ストラーフ/重装型CSC) 1.滑空砲 2.アングルブレード 3.滑空砲 4.チーグル 5.アングルブレード 6.滑空砲 ◆東南風&風雨(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.グレネード 2.ウズルイフ 3.吠莱壱式 4.アルファ 5.滑空砲 6.アサルトライフル ◆絢人&ユノー(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.アルヴォ 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.アサルトライフル 5.リアウイング 6.レーザー ◆ROTVALT&TITANIA(ストラーフ/耐久型CSC) 1.チーグル 2.レーザーソード 3.アルファ 4.旋牙 5.アルファ 6.旋牙 ◆月夜&上弦(ハウリン/耐久型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.ハウリングサンダー 5.吠莱壱式 6.吠莱壱式 ◆うぃんでぃ&ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.吠莱壱式 5.チーグル 6.吠莱壱式 ◆生駒さん&にーの丞(マオチャオ/逆境型CSC) 1.リアウイング 2.防盾 3.防盾 4.防盾 5.防盾 6.スーパーネコキック ◆紅騎士&エクス(アーンヴァル/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.リアウイング 2.アルヴォ 3.レーザー 4.吠莱壱式 5.アルファ 6.レーザーソード ◆水井&エミリ(フォートブラッグ/逆境型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.グレネード 4.アサルトライフル 5.防盾 6.レーザーソード ◆ダムド&リン(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.旋牙 3.滑空砲 4.ウズルイフ 5.アルファ 6.アルファ ◆霞&ユキ(フォートブラッグ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ウズルイフ 2.吠莱壱式 3.アルファ 4.ウズルイフ 5.滑空砲 6.ロックオン ◆かもだるま&カール(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.滑空砲 4.アサルトライフル 5.アサルトライフル 6.アサルトライフル 2月23日0時現在、以上の16名の登録を確認しています。 神姫の投稿はコチラへどうぞ。 ご意見、ご感想、ご要望などもお待ちしております。 オーナー名『3S』 神姫名『サンプルちゃん』 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 挑戦、お待ちしております。 アーク参加希望。 -- 名無しさん (2008-02-19 23 48 20) ↑こんな感じでどうぞ。 改行できないので、できればスペースを使って文字の間を空けてください。 -- ALC (2008-02-19 23 49 56) オーナー名「蝕神」 神姫名「ラプラス」 3 2 C2 A2 B4 B4 C4 C4 お手柔らかに。エウクランテの参戦希望します -- 蝕神 (2008-02-20 02 18 02) なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね。 -- 名無しさん (2008-02-20 09 10 35) オーナー名「和葉」 神姫名「ティエラ」 6 3 A5 B5 C5 B5 B5 っとですよ、SS参加者は書き込んで内容なのでがりがりと(何 -- 和葉 (2008-02-20 13 19 55) オーナー名『土下座』 神姫名『朝霧』 神姫 『⑤ハウリン』 CSC 『②ぷちマスィ~ンズ』 スロット『A4 C3 C3 C3 C2 B4』 早速参戦、ハウリン大戦のNPCからー。 -- 土下座 (2008-02-20 18 11 47) オーナー名「木香」 神姫名「ルウ」 ② ⑥ A1 B1 C0 C0 C0 C0 近接特化にし過ぎたか…… 皆々様、どうかお手柔らかに。よろしくお願い致します -- 木香 (2008-02-20 22 42 30) オーナー名『繭玉』 神姫名『アンリ・マユ』 3 3 B5 C2 B5 A2 C2 B5 あまりいぢめないでやって下さいね(笑) -- まゆたま (2008-02-20 23 37 25) オーナー名『東南風』 神姫名『風雨』 6 3 B2 C3 B4 C8 B5 C9 フォートブラッグのAスロット、攻撃力上昇もお願いしたいです…(笑) -- MZ (2008-02-21 03 01 57) オーナー名『絢人』 神姫名『ユノー』 神姫『②アーンヴァル』 CSC『⑥逆境型』 C1 B1 C0 C9 B1 A1 ツガル参戦希望です。どうぞお手柔らかに -- 名無しさん (2008-02-21 07 38 19) オーナー名『ROTVALT』 神姫名『TITANIA』 3 1 A2 C0 C8 B3 C8 B3 実際こんなの使ってました。 -- 名無しさん (2008-02-21 14 36 54) オーナー名『月夜』 神姫名『上弦』 5 1 C5 C2 C2 A4 B4 B4 バトロンで使ってるのと同じ防御型で参戦します -- 月夜 (2008-02-21 19 08 36) オーナー名「うぃんでぃ」 神姫名「ルゼ」 3 6 C5 C2 C2 B4 A2 B4 これからバトロンでセットアップ予定だったりします。飛鳥参戦は……無理ですよねやっぱり…… -- うぃんでぃ (2008-02-21 19 25 19) オーナー名『生駒さん』 神姫名『にーの丞』 4 6 B1 C5 C5 C5 C5 A3 ねこいないー! ということでねこ分補充の子猫ー。あと種子がいないのは罪だと思います(爆) -- うさぎなひと (2008-02-21 20 46 19) オーナー名「紅騎士」 神姫名「エクス」 2 2 B1 C1 A1 B4 C8 C0 アーヴァルの特性を生かしつつ回避重視で。しかし、相手のレーザーライフル、補正で命中5か……キツイ……しかもリアウィングが回避3(補正込み)って理不尽だ…… -- 紅騎士 (2008-02-21 22 59 04) オーナー名『エミリのマスター』 神姫名『エミリ』 6 6 A5 B5 B2 C9 C5 C8 C0 自作による本来の外見を再現できない故、この場では拠点防衛用っぽい雰囲気の神姫として参加させていただきます。 …私的には『エウクランテ』、『ジルダリア』、『ヴァッフェバニー』あたりの追加を希望したいです。 -- 矢津田 (2008-02-22 02 53 58) オーナー名『ダムド』 神姫名『リン』 6 1 A5 B3 B5 C3 C8 C8 ティグリース&ウィトゥルース参戦は…きついですかね? -- ダムド (2008-02-22 12 56 30) オーナー名『霞』 神姫名『ユキ』 6 2 C3 B4 C8 C3 B5 A5 皆様、よろしくお願いしますね 久しぶりにバトロン起動しますか・・・ -- 霞 (2008-02-22 13 46 54) ぐお、おおおう、あ、改めて、修正っ、行動1に、C5をっ、あとは順に2からずらしていく方向でー(汗 -- 和葉 (2008-02-22 14 13 38) オーナー名『かもだるま』神姫名『カール』61 A5 B5 B5 C9 C9 C9 読者参加です。締切間に合うかな? -- かもだるま (2008-02-22 23 50 22) 現在、ロスタイムに突入中です。 参加も受け付けますが、記述にミスがあった場合のサポートが出来ないと思われます。 投稿なされる場合は、武装(行動)が6つある事を確認して下さい。 ロスタイム、及び既参加者の修正受付は2月23日、18時で締め切ります。 次回のエントリー受付は2月25日月曜開始予定です。 -- ALC (2008-02-23 00 26 45) 申し訳ありません、修正お願いします。 C8「アルファ」を削除していただきたいのです。 あと、オーナー名を『エミリのマスター』から『水井』に変更させていただきたく思いますので、宜しくお願いします。 -- 矢津田 (2008-02-23 02 15 29) 申し訳ありません、修正お願いします。 「ルウ」のスロットの順番を、 C0 B1 C0 C0 A1 C0 の順番に変更して頂きたいのです。お手数かとは思いますが、できれば宜しくお願いします。 -- 木香 (2008-02-23 13 53 29) 文責:ALC
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -03 皆様、こんばんは。 神姫との生活、いかがお過ごしでしょうか。 キャッキャウフフも、ドキドキハラハラも。そして、夜の生活も。 それぞれに、それぞれの生活があることでしょう。 しかし。 世の中には、本当は怖い神姫との生活というものもあるのです。 今宵は、その一部をご紹介しましょう・・・。 ・ ・ ・ ・ ・ ~めざまし神姫・Phase-2:ハウリンの場合~ 朝。 目覚まし時計の電子音が部屋に響く。 「・・・。」 布団から手がぬっと出てきて、器用に目覚まし時計の電池を外した。 電子音が止まると、再び手はずるずると布団の中へ。 「相変わらず器用ですね・・・って感心している場合ではありませんね。」 ベッドサイドに立っていたハウリンは、静かにまくらでよだれを垂らす男の顔の横へ立った。 「マスター、起床の時間です。」 ぺちぺちと小さな手で男の頬を叩くも、反応無し。ハウリンはもそもそと耳元へよじ登り、囁くように、しかし先よりも大きな声をかける。 「朝ですよ! もう、起きてくださいっ!」 だが、男はすやすやと穏やかな寝息を立てたまま。 「・・・。」 その寝顔に、一瞬見入ってしまったハウリン。ポッと頬を染めるも、すぐさま首を振って次の作戦を考える。 「あ。 以前、マスターと見たDVD! あれの真似をしてみましょう。。。」 ハウリンは耳元に膝をつくと。 「・・・はむっ」 男の耳たぶを甘噛み。 男が、一瞬ぴくりと反応した。 「・・・ふぉれふぁ・・・ひいへはふへ・・・(これは・・・効いてますね・・・)」 はむっ、 はむっ、 はむっ・・・ 数分間は続いただろうか。 ハウリンが自ら噛みやすいように出す唾液で耳たぶがヌレヌレになり、はむはむと噛む音がぴしゃぺちゃと卑猥な響きに変わった、その時だった。 「ぅわあぁあぁあぁぁあぁあぁぁぁっ!!!!!!!!!」 大絶叫と共に、男が飛び起きた。 投げ出されたハウリンは空中で見事に姿勢を変え、男の腿へしゅたっと着地。 「おはようございます、マスター!」 「はぁ、はぁ、はぁ・・・お、ハウリンか・・・。おはよう。今日は君がめざまし当番だったよね。」 と言うなり、男はため息ひとつ。 「どうされました?」 「いや、その・・・この前一緒に見たAVのシーンが夢になってな・・・耳をはむはむとしゃぶられる強烈な夢d・・・」 その時、股間のテント状の部分をじっと見つめるハウリンの視線に気づいた男。 ・・・顔を赤らめて、もじもじするハウリンと目が合う。 ・・・気まずい雰囲気。。。 「あの、どうも申し訳ありません・・・あのDVDのように耳をはむはむすれば、すんなり起きると思ったのですが・・・」 「ちょ・・・それ違う! なんだその豪快な取り違いはっ!!!」 「すみません!!!」 「・・・でもな。 そんな夢を見てしまうくらいに君のはむはむは上手だっt・・・はっ! 今・・・」 ふと気づくと電池を抜いたままの時計が傍らに。 ということは・・・大慌てで、腿に乗るハウリンを再び投げ出し。机上の腕時間を確認。 いつもの出勤時刻・・・15分前。 「やっべーーーー!!! 遅刻、遅刻するっ!!!」 ベッド上でちょっとポーズしてみるハウリンには目もくれず、バタバタと男は仕度を整え始めた。 悶々としたまま、ろくに仕事も手に付かない一日を過ごすハメになった男だったが、寝起きの悪い自分のために必死に考えてくれたハウリンを当然怒ることもできず。 夜もまた、悶々と過ごす独り身であった。。。 神姫との生活。 それは、快楽と地獄が紙一重なのかも知れない。 >>次の話を読んでみる>> <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -06 皆様、こんばんは。 神姫との生活、いかがお過ごしでしょうか。 キャッキャウフフも、ドキドキハラハラも。そして、夜の生活も。 それぞれに、それぞれの生活があることでしょう。 しかし。 世の中には、本当は怖い神姫との生活というものもあるのです。 今宵は、その一部をご紹介しましょう・・・。 ・ ・ ・ ・ ・ ~めざまし神姫・Phase-4:ストラーフの場合~ 朝。 目覚まし時計の電子音が部屋に響く。 「・・・。」 布団から手がぬっと出てきて、器用に目覚まし時計の電池を外した。 電子音が止まると、再び手はずるずると布団の中へ。 「うふ、うふふ・・・。」 電池の外された目覚ましの隣で、寝息をたてる男の顔をニタニタしながら見つめるストラーフ。 もぞもぞと近寄って、男の頬をつついたり、鼻先をつまんだり。 しかし、男に起きる気配は・・・無し。 「ヌシさんの寝顔・・・かーわいい~。 えへ、えへへ・・・」 起きそうもないことを確認したストラーフは、ごそごそと男の布団に潜り込む。 ぽこっと頭だけを出し、 「添い寝ー!」 と、しばらくゴロゴロと悶えたかと思うと、男の頭によじ登りどこからか取りだした「登頂記念」と書かれた旗を立ててみたり。 眠り続ける男と(一方的ではあるが)戯れて、時折頬を赤らめたりしつつ・・・ やがて、本当に添い寝してしまった。 男と並び、心の底から安心しきったような穏やかな顔付きで、すぅすぅと小さな寝息を立てるストラーフ。。。 ・・・数時間後。 「はっ!!!!!」 男が飛び起きた。 傍らの目覚ましは・・・針が動いていない。 壁に掛けられた時計を見るや、男は絶叫。 「やっべーーー!!! 遅刻どころの騒ぎじゃなーい!!!!」 時刻は午前11時。 「ちょ・・・ストラーフ! お前が今日の目覚まし当番だろ?!」 「むにぃ・・・おはよう、ヌシさん。 ・・・起こしたよ? ほっぺたつついて。」 「ガーッデーム!!! 何しても良いから起こせと言ったろうが!!!」 「えー。 でもでも・・・」 「あー、もうっ! それどころじゃないz・・・」 慌ててベッドから降りようとして勇み足となりそのまま転倒、前転しつつ部屋のドアにぶちあたる男に、上方に掛けられていた時計が落下、見事に頭に命中。 しかしさっと立ち上がり、寝間着から着替えようとするも、ズボンの片側に両足を突っ込んでしまい再び転倒。。。 その惨劇をケラケラと笑いながら見ていたストラーフ、 「・・・あのさぁヌシさん。 今日は旗日だよ。」 と、頭を押さえつつ悶える男に卓上カレンダーを差し出した。 男はひったくるようにカレンダーを手に取り、携帯電話の日付と照合。。。 ぎぎぃ・・・と、怒りと悲しみの入り交じった目でストラーフを睨み付けた。 「お前・・・なんで先に教えなかったんだ?」 「だって。 知っていると思ったし。 それに・・・ヌシさんと添い寝もしたかったし・・・」 サイドテーブルの上でもじもじするストラーフに、つり上がった目尻がすぐさま下がる男。 「・・・なんだよ。 それなら夜のうちに言えばいいのに。 全く。。。」 男はストラーフを手に乗せて、指でそっと頭を撫でてやった。 ストラーフは目を細め、小さく頷いた。 ・・・と、ストラーフはふと思いだしたかのように、悪戯っ子の笑みを浮かべて男に言った。 「それにしてもヌシさんの慌てっぷり、すごく面白かったよ。 うまく填めた甲斐があったってもんよ。 また今度も上手く罠に填めるから、もっともっと慌ててみてねっ!」 もしかして・・・ウチはストラーフに、神姫に弄ばれているのか・・・?! 突然、虚しさに襲われる男。 ウチ、神姫を飼っているのではなくて、神姫のおもちゃにされているのでは。。。 考えているうちに、男は怒る気すらも失ってしまった。 神姫との生活。 それは、主従関係が逆転することもある、恐ろしい日々。。。 <<トップ へ戻る<<
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注意 この話は相当過激な内容が含まれています。 たぶんのwikiに掲載されるSSのの中でも1番非道であろう人間が登場します。 なので下記の注意を熟読し、覚悟を置いてからご覧ください。 その1、神姫に対する第12話以上の暴力描写が出ます。 その2、ある地域の集団の姿が描かれますがこれは実在の団体、組織は関係なく全くのフィクションです。 その3、ある意味究極に近い残虐、犯罪表現があるので自分的に18禁レーティングでも掲載してよいものか?と考えさせられました。でもあえてのせます。 倫理的問題があれば即刻削除しますので厳しい目でコメント等での連絡お願いします。 その4、今回の話は読まなくても本編の話の筋に支障はありません。 なのでこういった表現のお嫌いな方、呼んでいる途中で気分を悪くされた方は即刻ブラウザの戻るボタンを押してください。 その5(これは見なくても全く問題ありません)、この話のセリフは全て外国語だと思ってください。まあ吹き替えなイメージで。 武装神姫のリン インタールード1「煉獄」 中央アジアの某国の中心都市。 そこは第2次世界大戦後の日本を再現するかの様な高度経済成長を遂げ、今では高さが数百メートルを超えるビルが立ち並ぶ。 しかしその一方で犯罪の種類も多様になった。 貧富の差もいっそう激しくなりダウンタウンでは暴動や強盗、略奪が繰り返される。 そんなダウンタウンでも通常はこういった街で力をもつであろうチンピラやギャングといった集団でさえ深夜は人が寄り付かない場所がある。 それは寂れた5階建てのビル。 20世紀の末に建設されてであろうソレの外装は酸性雨やその他もろもろの影響ではがれ、所により鉄筋のフレームが買垣間見える。 そんなビルの1階だけが外装を交換され、バーらしき看板を構えている。 もちろん昼間は普通にバーとして利用されるし客のタイプも多様だ。 しかし深夜は昼の様子がうそのようにドア部分には大きな鉄の格子、いやそれは正に網。隙間は数センチしかなくドアの元の色がかくれるぐらいだった…それがが出現し、黒服の男が門前を固めた。 午後10時を回った頃。 大き目のハイヤーが乗り付け、ドアが開く。 そこからはかなり美形といえるであろう男が現れた。 彼はその国で人気のファッション誌のトップモデルであり、正にスターというのにふさわしい。 そんな男がなぜこんな所にくるのか? 男は黒服にメダルを見せる。それは"契約者"である証。 それを見ると黒服は懐から無線機らしき端末を取り出して報告。 そうしてやっと鉄の格子が地面へ吸い込まれるように身を潜めた。 男はドアをくぐり、昼は隠されている地下へ続く階段を下り、地下室にたどり着く。 ソコには数人の同じくアジア系の男が数人いた。そのなかのリーダー格であろう男が"客"に声をかけた。 「いらっしゃいませ」 「やあ、今日も来ちゃったよ」 「いえいえ、貴方様はお得意様ですから。大歓迎ですよ」 会話は数秒。 そして"客"から男に大量の紙幣が渡される。 「確かに、3回分ですね」 「ああ、今日も3時間たっぷりと楽しませてもらうよ」 そうして男はその先にある個室へ入る。 ソコには3つのベッドと女性の体が、しかしそれは本物ではない。 『ドール』とよばれ、AIを搭載した擬似的にSEXを行うための機械。今で言えばゲームに出てくるようなアンドロイドに近い。 が、法律の網をくぐるギリギリの物品のために日本製ロボのような本物に近い感情表現は出来ない。 ただ男性の興奮を促す動きをするだけだった。 それがベッドに横たわっている。 しかし先ほど男が払った金額はそのアンドロイドが普通に1体、それ以上は買える金額だ、ならなぜ? 「あ……!!!」 突然ソレが声を上げる。確かに音声を発することも可能だが、この声の震えは明らかに恐怖を感じているときにしか出ない声だった。 「今日も君が1番かいいねえ、ここは客の趣向を良くわかってる」 男が擬体に触れる。 「やめ……やぁ…!!」 「うーん、反応が実にいい。こんな身体だというのに、クックック」 男が触れた擬体は明らかに成人女性のモノとは違う。 どう見てもそれは少女そのものと言えるサイズである。 そしてその擬体の頭部は無く、そこには人間の頭部と同じほどのサイズの基盤、そして基盤の上のマットには本来この国では販売されていないはずの神姫-ハウリンタイプが体中に基盤から出たコードをつながれ拘束されている。 即ち…極限に生に近い感覚を男性に感じさせるようにアンドロイドの擬体につなげたのだ、神姫の頭脳、そして体の全ての感覚を。 「やだ、やめてよ、やめてえ!!!」 ハウリンがマット上で手足を動かす、だが擬体は動かない。 神姫側からの命令は受け付けないからだった。 「うるさいよ、今夜も俺に犯され、尽くすんだ。」 「ヒィ!!!!!!」 おもむろに擬体の局部、まだ二次性徴さえ起こしていない形状、サイズ。 スリットにしか見えないそれを無理やり両手で広げ、指を突っ込む。 「ヒグギュィ!!」 もちろん男はローション等は使用していない。 そのためハウリンを通常のバトルでは経験しえない激しい痛みが襲う。 「まだまだ、泣くには早いよ」 モデルの仕事の際には決して見せないであろう歪んだ笑顔で言葉を返す男。 「ほら、もう濡れてきた。反応がはやくて助かるよ」 そして男が指を引き抜く。そこには微量ではあるが愛液に似た液体が糸を引いていた。 「あ…ぅぅう」 「もう十分だろう?さあ、挿れるよ」 「そ…んな、まだ」 無言で男は先ほどと同じように全くの加減もなしにそそりたった一物をドールのそれに無理やりに挿入した。 「あ!!ああぐぅいうううううう!!」 悲鳴というにもあまりに悲壮な声を上げるハウリン。 男のモノはその穴には大きすぎる。 もちろんドールはそういった問題もクリア出来る。 「ピッ」 処女膜を貫くのとは違う、明らかに肉を裂く音が聞こえた。 「あぁaaaaaa………!!!!!!!!!!」 その音を聞いても動じず、そのまま男は無言でピストン運動を始めた。 個室に神姫の小さな口からは想像も出来ないボリュームの悲鳴が木霊す。 そう、この擬体の局部上面には小さな切れ目が入っており、限界を超えるとそれにあわせて身が裂けるように調整されていた。 その痛みは戦闘でも決して感じることがありえない、人間の少女ならその痛みに耐え切れずほとんどの場合ショック死、もしくは失血死するからだ。 そんな痛みを安全装置の解除で強制的に覚醒させられ続け、意識を途切れさせることを許されず感じさせられ続けるハウリン。 彼女の"痛み"を彼女以外の誰がわかってあげられるだろうか? 確かに幼女愛好の趣味を持ち、それがエスカレートして犯罪に手を染める者もいるだろう。だがそれは相当なリスクを伴うことであり、捕まればほぼ刑務所からは一生出られない。 しかしこのケースどうだろうか? 神姫はあくまで玩具。おもちゃの部類で感情がどれだけ豊かだろうが「人権」といった物は彼女たちには認められない。 なら、神姫と無理やりに性交を行うことは犯罪でありえるか? 答えはNo。 もちろんこの小説の主人公である藤堂 亮輔とリンが直接繋がると言う事象はありえない。確立はゼロである。 身体のサイズをこのような15cmサイズに決定したのは、かわいらしさもあるがマスターと神姫が直接交わることが出来ないようにという意味もある。 それは神姫を開発した科学者たちが課した"けじめ"である。 それをこのような方法で回避すると言うのは思いつかないことは無いだろう。 だがこのドール自体日本には流通しない。 大きさの問題でなんとかアジアの闇ルートで流通するのみだ。だから間違ってもこのような事態が日本国内で起こることは無い。 このハウリンも少なくとも日本で流通するものとは言語系統が違う。 多分欧米諸国で販売されているモデルであろうと推測される。 「んkdんすぁhgりわんrgん・kにいkぃぃ!!!!」 ハウリンの人工脳にあふれる情報の種類。それは痛覚。 普通のマスターの元に行けば、もしくは多少は人格の歪んだオーナーでもここまでひどい行いはなかっただろう。 腕や足が千切れたなら反対の手足で動けばいい。 たとえ腹に風穴を開けられてでもこのハウリンは素体が動く限り平然と戦闘を続けられるのではないか? そう予想してしまうほど、ハウリンの感じるソレは強く、激しい。 絶えず与えられる痛覚情報の連続処理によって、人工脳の限界を超えてオーバーヒート寸前のハウリンの頭部から煙が漏れてきた。 「ふぅ!!! そろそろか!!」 それを確認して男はそれまででも常人であれば十分に快感を得、絶頂を迎えるであろう頻度のピストンの速度をさらに上げた。 「荷shフェウw場ウgrジェ苗wkgんrかん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ggkくぁ」 彼女の痛みを表す言葉がもしあるとしたら、それは地獄の業火、"煉獄"。これしか思い当たる節は無い。 そうして完全な機能停止、もしくは完全に人工脳が焼きつき、壊れる寸前なのを知ってか知らずか、それでも男のピストン運動は止まらない。 「くっ、ハッッ!!」 そうしてやっとのことで男は1回目の射精を迎えた。 少女の身体を模した擬体の内部で水風船を破裂させたかのような勢いで濁液が放出され、すぐに許容量を超えて隙間からあふれ出す。 そうして開放されたハウリン。 だが男は部屋の奥、カーテンを開ける。 ソコには成人女性のサイズのドールが同じ体勢で待機しており、その頭部には同じようにアーンヴァルタイプの神姫が接続されていた。 「k、きゃぁああああああ!!」 アーンヴァルは男を確認したとたんに発狂したかのような悲鳴に近い絶叫をあげてオーバーヒート。頭部からはすでに先のハウリンと同じような焦げた臭いがした。 中枢ではないが、内部回路がいかれたらしい。 男は"店主"を呼ぶ 「おい、"教育"がなってないな。俺を見ただけでコレだ…」 「もうしわけございません、なにぶん前回の記憶がトラウマになっているらしく…」 「いいから代わりをよこせ、まだ1発目なんだ」 「はい、ただいま…」 そうして部屋を後にする"店主" 「ふん、幼女愛好趣味で極上のサディスティック。最低の性癖を持つ野郎だ、だが最高級の金づるだ。しっかりサービスはしておくことにしよう」 そう階段を上りつつ呟いた。 そうして"客"は神姫との擬似性交を楽しむ。 そうして予定の3時間が過ぎようとしたころ。 "店主"は予想もしない連絡を受ける。 それは 「本部サーバー中枢に大部隊での神姫による襲撃アリ、至急帰還求む、繰り返す……」 そう、SSFとリン・ティアをはじめとした神姫犯罪を憎む者、職として、または信念を持って正義を振りかざす者。 それら全てが彼ら、「べーオウルフ」を裁きにやってきた。 そしてその部隊の一部はその"バー"をもすでに包囲していることを"客"はおろか、"店主"をはじめとした「べーオウルフ」メンバーさえも気付いていなかったのだ… 第13話へ続く TOPへ
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -04 皆様、こんばんは。 神姫との生活、いかがお過ごしでしょうか。 キャッキャウフフも、ドキドキハラハラも。そして、夜の生活も。 それぞれに、それぞれの生活があることでしょう。 時には、神姫に仕事や趣味を手伝ってほしいときもありませんか? しかし。 世の中には、本当は怖い神姫との生活というものもあるのです。 今宵は、その一部をご紹介しましょう・・・。 ・ ・ ・ ・ ・ ~同人神姫・Phase-1:ある男の場合-1~ 「久々の原稿作業だぁねぇ・・・」 依頼されたページ数を消化すべく、カリカリとトレス作業にいそしむ男。 「にゃーさん、なにしてるの?」 と、トレス台の傍らからマオチャオが顔を出した。 「あぁ、これかい。 久々に同人誌の原稿を描いているんだよ。」 「へぇ・・・。 あ。にゃーの絵だー。」 傍らで乾燥を待つカラー原稿にマオチャオが気づいた。 「ははは、お前らをモデルにしたシーンもあるからねー。」 「ねぇねぇ、この絵ちょうだい。」 と言うが否や、マオチャオは自分の顔が描かれた部分をびりびりと破り始めた! 「ちょっ!!! な、何してるんだ!」 男は慌ててマオチャオをつまみ上げたが、時すでに遅し。 原稿の端を掴んだままであったため、傷口はさらに広がり・・・。 「あぅあ。。。」 カラー原稿、まっぷたつ。 掴んだマオチャオを睨むと、瞬時に泣き顔になるマオチャオ。 「ふえ・・・ご、ごめんにゃさいなのーーー!!!」 男はため息をひとつ付くと、マオチャオを部屋の外へと追い出して。 半分泣き顔で、再度カラー原稿に取り掛かるのであった。 それから1時間後。 「そうですか、それでマオチャオはいじけていたんですね。マスターも大変でしたね。」 コーヒーを持ってきたハウリンに先の経緯を教える男。 「あの・・・私、ライン引き程度ならお手伝いできると思うんです。」 と、原稿の脇にある烏口を指さすハウリン。 「お? やってみるか? ・・・お前なら間違いないだろうし。まずはそこの紙でちょっと練習してごらん。」 インクを付けた烏口を渡す。 ・・・ハウリン、なかなかのお手前。 しかし、イマイチ線が安定しない。 「あの・・・上手く行きません。。。」 「あっ。 久々に出したから・・・少し研いでから使わないといけないな。 悪いけれど、先を研いでもらえないかな。 そうすれば、もっとシャープな線が引けるから。」 「はいっ!!」 男は砥石を渡し、コーヒーカップを台所へと戻しに席を立った。 数分後、机上にはきれいに研がれた烏口を手にしたハウリン。 「おーおー、きれいきれい。 じゃ、今度はこっちのコマのほうへ線をおねがいするよ。」 大きく頷き、定規を脚で押さえて。 器用に、しゅたたっ!!と見事なコマ割りが完成。 男は感心しきり。次々に下書きのされた原稿用紙を渡し、次々にコマ割りが済んで行く。 その間、男はカラー原稿の仕上げに取り掛かり・・・ 「マスター!終わりました!」 並べられた原稿には、どれもこれも見事な直線。 「すんばらしい! さすがはウチのハウリンだ! さぁて、まずh・・・ え・・・えぇ?!」 下書き原稿を持ち上げようとしたが、原稿は・・・バラバラになった。 そう、烏口を研ぎすぎていたため、原稿が・・・切れてしまったのである。 「あ、あうぅ・・・」 男は悲しそうな顔付きで、どれもこれもパズルのようになってしまった下書き原稿を拾っていた。 「も、もしかして・・・私のせいですか・・・?」 泣き出しそうになるハウリンを、男は必死でなだめ始めた。 原稿、未だ仕上がらず。 容赦なく迫る締切・・・。 甘美な響きの「神姫のお手伝い」。 だがそれは、「仕事量倍増」の言い換えでもある。。。 >>次の話を読んでみる>> <<トップ へ戻る<<